
「プロフェッショナルの技術者」になる――自身が納得できるキャリア選択

プロフィール
─ 設計部 S.N.さん
2024年入社。福島県出身、秋田大学卒。設計部所属。
休日はジムでトレーニングや邦楽ロックのライブに出向くなど、日頃のデスクワークでなまりがちな身体を動かすことを意識してアクティブに過ごしている。入社後は、大規模地震に耐えうる橋梁の安全性を確保するための設計業務に携わる。
キャリアステップ
新卒で大手建設コンサルタント会社へ入社 → 入社3年目でKTSに転職
目指したいキャリアが遠かった前職時代、理想の環境を求めた転職の決断
大学で土木工学を専攻して、大手建設コンサルタントに入社しました。
入社当初は残業が多く、自己研鑽の時間が取れずに悩みました。また、業務の中心が調査・企画などの上流工程だったため、大学で学んだ構造工学を活かす機会が少なく、理想とは少し違うスタートでした。
「自分のキャリアはこのままでいいのだろうか」と悩んでいるうちにKTSの求人を見つけ、「より専門的な設計に携わりたい」という強い想いから転職を決めました。キャリアチェンジに不安がなかったわけではありませんが、理想の環境を求める気持ちがそれを上回りました。
転職してみて良かったことはたくさんあります。やりたかった仕事に取り組めているのはもちろん、給料がぐんと上がり、しっかり昇給していることや転勤がなく安心して働けることなど、待遇面でも非常に満足しています。
社員同士の交流も多く、色々な人と触れ合う楽しさがありますね。KTSの人たちは黙々と仕事にあたる方が多く、自分が馴染めるだろうかと入社直後は思っていたのですが、一緒に仕事をしてみると親しみやすい方が多くて社内の雰囲気もよく、その心配は杞憂に終わりました。同世代の社員もたくさん居て、とても安心できる環境ですね。
KTSの良さは、社内交流が活発であることや、社員の技術力の高さだと感じています。また、前職にいた頃からKTSは土木業界における建設DXの先駆者だと思っていましたが、入社して中から見ると、その先進性をさらに実感します。
「顧客」から技術者へ、変わる自身の立場と「プロ」意識
設計部の主な顧客は建設コンサルタントで、ちょうど私の前職の業界でした。ですから、これまでとは逆の立場になって業務に当たるのですが、実際に設計や解析をするのは初めてだったため、とにかく分からないことが多くて戸惑うばかりの日々でした。
それでも、経験豊富な先輩や上司の丁寧な指導のおかげで、主担当として関わった耐震補強設計の業務を無事完遂することができました。中途入社なので即戦力を求められると覚悟していましたが、しっかりとサポートしてもらえる環境に、達成感と同時に大きな喜びを感じました。
この経験を通じて、先輩方の「職人気質」に思えた姿勢が、「自分自身が納得のいく、ミスのない設計をする」という高い意識からきているのだと気づきました。私も皆さんのように「納得できる仕事」をすることをモットーにしています。業務では自らが納得できるまで根拠を明確にすることで、有用な提案・成果物を提供し、上司や顧客にも納得していただけるよう、日々努めています。
今後はより難易度の高い耐震補強設計に挑戦してみたいです。私は、社内外で信頼・信用を得ることが、設計技術者において最も重要だと思っています。業務を通して経験を積んで信頼を勝ち取り、設計技術者として唯一無二のプロフェッショナルになりたいです。
学生へのメッセージ
土木業界の中でも、実は様々な職種・企業があります。自分と合う企業に出会うためにも視野を広く持って就職・転職活動を行うことをおすすめします!